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「生活の糧」 自分のお仕事について、どこまで突き詰めて意識できるのでしょうか・・。職業を通して感じたことを書いてみました。
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先日、所属する組合の総会に出席してきました。

 今後の課題は、労働力の確保と職人の平均年齢の若返り。

 国の対策として、「労働賃金を上げる」「強制保険の徹底化」が説明されていました。
公共工事においては工事金額が約25%ほど上乗せされ、人権費を上げるための対策と検討されているとの事。「強制保険に加盟していない労働者は今後、工事に従事出来ないようになる」と説明されていた。

 説明には賃金の底上げと若手労働者の確保を目的とされているようです。
やりたいこと、訴えたいことは理解出来るが、ちょっとオカシク感じる所がありました。

 「今の技術力を維持させたままで賃金の上昇を可能とさせる」

もっと分かりやすく言えば、「現職人の技術に対して25パーセント上乗せした日当を払う」と言う事。その中には強制保険の金額も含まれていると言われています。品物の精度については何の見解も聞かれませんでした。「技術力は研修で向上する」と解釈されているのが現状です。技術の向上に失敗はつきもの。今の時代はクレームとされ、賠償や保険は必ずついて回ります。

 「建設業はクレーム産業」と達観された社長さんもおられます。

 職人のやりがいとは何でしょうか?

 一日の限られた時間の中で品物を完成させるには、時間の組立が必要とされます。
段取りを組み立て、遂行させる職人技の基本が過去に経験した失敗にあるということがあまり知られていません。

 「技の醍醐味を奨励すると、完成までの期間にロスが生じる」と考えられているのが今の時代の常識のようです。ロスを計算せずに賃金の上昇を画策することは、職人にとってはありがた迷惑なことかも知れません。

 渋沢栄一著の「論語とそろばん」は商人だけに適用される話ではないはずです。
技術の世界でも、変わっていくことと、変えてはならない事があると思います。

 この先、外国労働者を受け入れ、公共工事にも外国の人が参加される時代が来るでしょう。
建物を解体した時、図面がなくては復元出来ない、知識だけの「職人もどき」が現場を取り仕切る時代がやってきます。

 かつての職人が、後継者へ物づくりの楽しさを語れるような「若い頃の仕事の武勇伝」がない職人の時代が到来しようとしています。

 職人を自負する人が、今の仕事の未来を危惧し、後継者へ語る口数が少なくなっていることを、今の経営者は気づいていないフリをしています。

 誰の責任でもないと思います。便利になれば、手間暇がかかるものが淘汰されるのは仕方のないことです。

 今は、こだわりの個性がオタクという言葉で済まされている時代です。

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